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木の葉を切りぬいて隠れ家にする川虫

工事をしていて、河川敷に降りられなかった高尾山口駅前の案内川ですが、2年ぶりに降りられるようになったので入ってみました。

親水広場として整備されたので、小さなお子さんでも川に近づけるようになっています。

この10年くらいで上流部や周囲で下水道が普及したためか、川の水が減っており、流れがゆるくなっていますので、
対岸まで簡単にわたっていけるようになりました。

今回見つかったのは、カワゲラの仲間の幼虫と、ニンギョウトビケラの幼虫、マダラカゲロウの仲間の幼虫、何の種類だかわからないのですが卵と思われるものが2種類でした。(写真をクリックすると説明が出ます)

2時間ほどいたら、親子連れから声をかけられたので、簡単に解説をしました。

面白がられたのは、落葉を自分で丸く切り抜いてすみかを作り、石に貼りつく川虫、コバントビケラです。

よく見ると中心が盛り上がり、触ると芯があるので中に虫がいることがわかります。

川の水質を調べる時の指標とはされていない種類ですが、木の葉がないとすみかをつくれないので、森あってこその虫といえますね。